ポケットホールジグとは
こういうもの。
つまり....
このような感じに木材に斜めにビスをうちこむ「穴をあける」装置である。
なんでこのような道具がほしいかというと...
まずは
角をビス止めしたときにビスの頭が見えてしまうので不格好だが、このポケットホールジグを使えば
ビスが隠れるのである(この裏面にビスの穴がくる)
それに斜めに打つのでおそらく木材が割れにくくなる。
ほかにも
こんな風に板を接合する場合(板接ぎという)
普通はダボやビスケットジョイナーを使って正確さと手間が必要だが
これも裏からビスを打ち込んでしまえるので楽。
また斜め加工の接合をする時
こんな風にビスもダボも難しいが、ポケットホールなららくらくビスを入れれる。
今回は主にコレが目的。
噂の中国製ジグ
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ちなみに、アフィリエイトではないのでこちらから購入しても私にはメリットはなにもない。
純粋に紹介目的で記事を書いている。
最近人気があるようで昔は3000円ちょっとで買えたらしい。
外箱。怪しげな漢字。
斜孔定位器と書いてある。
まず本体がアルミというのが重要。
どうしてもクランプで固定しないといけないのでこの剛性がないと曲がってしまうらしい。
開発した本家クレイグ社のものは値段が高いのにプラスチック。
Amazon.co.jp: Kreg(クレッグ) R3 ポケットホールジグシステム: 産業・研究開発用品
8200円ほど。
ポケットホールジグは特殊な穴を開けるので
専用ビットでないと使用できない。重要なのはまず左下のビットが付属するかどうからしい。
買うと安物でも1本1000円ぐらいになる模様。
本体にはなにやら定規のようなものがついている。
まずは留め具を緩めて定規のメモリを木材の厚みに設定する
2x4材を試そうと思い32mm
にセットしたが
ダボと違い穴を開けるのは片方だけ(もう片方には直接ビスが刺さる)ので微妙にズレていても良い。
2,3mmの遊びをもたせてまずはドリルのストッパーを設定。
今回は目的に45度を試す。
Youtubeで動画を見ていたが、ポケットホールの穴が結構広い範囲でとられるので
2x4の斜めはかなりギリギリ...というよりちょっと右がはみ出るぐらいで止めるのが良さそうだった。
※**背中側はピッタリくっつけること!**ここで言ってるのは右側の角ぎりぎりまでずらすということ。
2x2とかだと斜めは無理そう。
あとはドリルにいれて開けるだけ。
ここはガッチリとクランプしてておかないと危険。
かなり深くまでドリルが入るので引っかかったら吹っ飛びそう。
注意するように。
多少バリは残るが成功
Kreg ポケットホールスクリューのいいところ | つくる人をシゲキする オフの店 Web Shop
ビスの長さはこちらに書いてある。
ツーバイフォーで板の厚さが32mm
なのでビスは51mm
がよさそう。
これは単なる実験で手持ちが短いビスしかなかったので30mm
で実験
付属のドリルビットは曲がっていると話題だが、
中国は類似品をいろいろな会社が出しているので私の購入したものは違うものだろうと思っていたのだが
まがってたw
しかしながら手持ちのビットが...
これしかなく、合わせてみるとまるで足りないので曲がったビットを使うことにした。
余談だが、クレイグ社の公式動画ではドリルのクラッチダイヤルを3に設定していた。
穴が空いて無い方の木材は下穴なしでビス止めするので動いてしまう可能性が高い
がっちり固定する必要がある。
45度の場合の固定方法はかなり手間取ったが...
コーナー側を2本ハタガネで止めたらいい感じに。
この状態でビスを止めることができた。
ビス自体が短いのもあってスルスルとはいっていく。
曲がったドライバでも問題なくいけた。
というわけで
普通に接合できた。
30mm
の短いビスでもとりあえず問題なし。
裏面も
平らなところでビス止めすればズレもなくいけそうだ。
ドリル自体の問題は特になし。
ビス30mm
も深さをざっくり図ってみると半分の15mmぐらいは刺さってそうな予感。
長いこと使うと削れてくるだろうか?
今回は単純に私の45度のカットが悪かったほうが問題。
練習が必要である。
評判通りかなりつかえそう。
特にジグと木材を一緒にクランプで固定するときに本当に固めに止めたいのでアルミなのは安心だ。
ダボより簡単、ビスケットジョイントより安い、初心者が手を出すには丁度いいおもちゃだと思う。