以前記事にした玄関PC作業スペース。
こちらで作業していると良い音で音楽が聞きたい。
しかしスペースがあまりなくスピーカーはサテライトにするしかない。
そして壁を破壊したくない。
というわけで以前使っていたモニタースピーカーをサテライトで設置したいと思う。
先に結論を書く。
壁を破壊したくないという甘い考えがダメだった。
このプロジェクトは設置して数日後に柱がはずれて倒れるという大失敗に至っているため中止となった。
近くにガラス付きの扉や鏡があったが、不幸中の幸いで下に簡易的なクッションを設置していたため床と扉への打痕で済んだ。
スピーカーも角に傷がついただけで、怪我など一切なかったのがよかったが、このプロジェクトは中止となった。
もう一度言うが、設置して「数日後」に発生している。一度設置して手で揺らしたときはなんの問題もなかった。
木材と突っ張りアタッチメントが日に日に緩むという現象からきていると思う(アタッチメントの箱にも書いてある)
とにかく壁にスピーカーは設置方法を変えたほうが良い。
以下は倒れる「以前の」記録である。
ベリンガーのB2031P
パワードスピーカーではないのでアンプが必要。
もうずっと前に使わなくなったので蜘蛛の巣とホコリがすごい(掃除してない)
そして重さが....11kg(1個)
重い。2x4で支えきれるのだろうか。
ニス塗りでいつもつかっているSPF材。
そこそこ重みがある。
天井までの距離を測ると
レーザーで計測。2.45メートル!
こんな2x4材は軽トラックでもない手に入らないので...
シンプソン金具の類似品。200円ぐらいだったかな。
ポケットホールジグがあるので今はいらないのだが、余っていた2x4を再利用するつもりで
そちらにすでに接合してあったのでそのままつかってみる。
埃がずっと使っていなかった物である証である(汚くて申し訳ない)
20mm
の木ネジで接合。
金具のコーナーに若干のアールがあるのでぴったり接合できなかった。
隙間ができたというのと片面しかプレートがないのでゆらゆらする。
大丈夫なのか?という感じだが、折れることはないだろう。
おそらくこういう用途ではなくT字に接合する金具だと思われる。
おそらくこの金具もダメだった理由だ。
この金具は強度的には問題なかったが重いもので若干しなるので時間が経つに連れ天井との隙間が大きくなったのではないかと考えている。
コメリで売っていたアタッチメントが安かったのがこの生地を加工と決めたきっかけでもある。
今までであれば田舎のホームセンターならこれは1280円が最低値であった。
アマゾンで1000円なのでうーんという値段だが...
なんと798円。
本当によく売れるので自社製品を開発したのだろう。これぞ企業努力。
75mmの余裕をもって木材をカットするそう。
5mmがなんか気になる。そんな精度いるのだろうか?
ということでぴったりで切ってみたところ天井にピッタリすぎてつっぱれなかった。
というわけで2cmぐらい思い切ってカット。
それでもちゃんと設置できた。
画像正面にスピーカーを置くのでそちらがわに倒れやすくなる。このアタッチメントの構造上、面の面積が広い方(写真手前)側に倒れやすくなる性質があるので、ここは柱を「横」に設置するのが正解だった可能性が高い。
このアタッチメントの良いところは靴になる部分も考慮されている点。
おそらくどれを買ってもこの様になっていると思うが、自前でこれを用意しようと思うと意外にサイズ合わせとか面倒。
あとは気になるのは金具で接合した部分の剛性だけである。
金具がお辞儀するお尻側の方向を壁にピッタリにすることで曲がらないように調製。
こちらの画像も金具の構造上手前にくの字に曲がりやすい構造で設置している。
柱を真横にするのが正解かと思うが、これの面を真逆にしていたほうが倒れにくかったと思われる。
1x4を23cmの長さで3本に切断。こちらも廃材。
こちらが棚板の役割をする。
この棚用のアングルで接合予定。
セリアにて100円で25kgまで対応とのこと。スピーカーは11kg。
ホームセンターでもほぼ同等のものが約300円にて販売。
そちらは15kgとの記載があった(長さが違うかも)
ただ、そちらは木ネジが付属していたのでDIY初心者で木ネジをどれにしたらいいかわからない場合は購入もあり。
底板はポケットホールでつなげる。
ただ、この構造だとアングルコーナーに売っている平の金具のほうが強度がありそう。
こちらの工具は私の過去の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
ホールとドリルの劣化が怖いので万能オイルも100円均一で購入。DIY用の棚受けが売っているコーナーにおいてあった。
30mmのタッピングビスで止めた。これも手持ち。
ご覧の通り穴の位置は正確に測る必要はなくズレている。これが楽。
適当でOK。見た目を気にするなら測る感じで。
上面。
かなりバリが出ていたので80番の電動サンダーでざっくり研磨。
まずは棚板側にアングルを接合。
背中側が垂直になるように板をあてがってネジをとめた。
私は木ネジをするときはかならず小さめのドリルで下穴をあける。
一緒に写っているドリルビットはそのときのもの。
深さをガムテープで調整。
柱がわにも木ネジで止める。
さらっと画像を出しているが、こっちは結構苦戦。
位置的にクランプで止められないので、クランプを横川に止めて天板を引っ掛けて作業。
一番下のネジから入れてから角度を調整した。
上から見た感じ。
本当に鳥の巣箱を置くレベルの適当さ。
重さに耐えれれば十分である。
ここが一番の注意どころ。
スピーカー11kgは大丈夫なのだろうか。
乗った!
ただちょっとだけゆらゆらする。
柱が倒れて床にぶつかったが、スピーカーを含めこちらの構造は一切こわれていなかった。
アングルは思ったより頑丈であるるのとポケットホールによる板接ぎも強いことがわかる。
一応説明書にも書いてあったが、重いものを載せたあと、こちらが緩んでいる可能性があり最も危険。
スピーカーを載せたあと間違いなく緩んでおり少し動いた。
本当に気をつけたいポイント。
写真で柱が右側に倒れようとする力がかかっているのがわかる。
この時点で対策が必要であった。
スピーカーを固定しているベルトだが、荷物用ベルトを買うと1000円とかするので
100円均一で普通に人間のズボンを止めるベルトを購入。
無段階で調整できるタイプ。
こちら1本だと非常に短いので2本つなげている。
念の為ベルトの余った部分を用いて柱に結びつけた。
自然とずれ落ちてくるのと地震対策にはわずかに効果はあると思う。
冒頭と記事中でいくつか書いたが、このプロジェクトは失敗。
柱は撤去した。
今回は被害が最小限中の最小限で抑えられて本当によかった。
もし、このクラスのスピーカーを設置するのであれば最低でもこの柱を壁に打ち込むビスは覚悟しておいたほうが良い。
この記事が注意喚起になれば幸いだ。