保存食としてよく用いられる缶詰。
賞味期限は3年あるが...
私の母はツナ缶を冷蔵庫で保管し、真夏に常温に晒されていた缶詰を廃棄していた。
加えて私の知人に「真夏の車内に置いてた缶詰を食べた」と言ったら驚かれ、絶対にヤバいといわれた。
というわけで意外に缶詰の耐久性を知らない人が多そうなので真夏の車内で1ヶ月放置したサバ缶を食べてみる。
これはあくまで私の個人的な実験である。
缶詰は涼しい暗所に保管しておくのがベストであり真似しないように。
何があっても、私は一切の責任を負わない。
真夏に1ヶ月以上車内でサバ缶保存していた。
これが食べれらるのか開けていく。
当然だが「未開封」である(開封済みはさすがに無理だろう)
本日開けるのはこちら。ダッシュボードの外側のドリンクホルダー周りで1ヶ月以上放置。
温度は日中40度以上がずっとキープされている状態。
実は以前に2年ほど車内で熟成したツナ缶を食べたことが有る。
日本製の廉価ツナ缶だった記憶。
これは問題なく食べることができた。
中身も見た目では全く問題ない。
ただし、あくまで缶に損傷がないことが前提。
缶が錆びていたり穴があいていたらアウト。
とても良い香り。
みそとみりんをあわせた芳醇な香り。
1ミリも「腐っている」という印象は無い。
理想的な状態。
美味しそう。
もはや語るまでもない。
脂身が外の明かりでキラキラしている。
さて、もうおわかりかと思うがまるで問題なく食べられた。
炎天下で1ヶ月放置した印象はどこにもない。
とにかく普通に美味しかった。
はい、ごちそうさま。
正直2年熟成した缶詰が食べられたのだから、1ヶ月程度のサバ缶が腐るわけがないと言いたい。
缶詰は缶そのものに傷みがなければ雑菌が侵入することはなく無菌状態なのだそう。
そもそも雑菌が増える温度は20度~50度程度なので、車内であろうがなかろうが真夏という条件なら家の中に置いていても一緒なのではないだろうか。
炎天下にも強い缶詰では有るが、実は直火にかけてはいけない。
「爆発するからでしょ?」
違う。
フタを開けた状態でも火にかけることは公式にどの会社も推奨していない。
これは缶詰内部にポリ製のコーティングがされており(内容物が直接金属に触れないように)
これが直火で溶け出す可能性があるそうだ。
さすがに真夏の車内のような過酷な条件でわざわざ非常食を保管する輩はいないと思うが、この実験で改めて「缶詰の非常食としての優位性」を感じた。
さすがである。
なにかあったときのためにも自宅にいくらか蓄えておきたい。