ラズパイ向けの7インチディスプレイ。
Amazonで「ラズパイ 7インチ ディスプレイ
」で検索するとズラっと小さいディスプレイがでてくる。
ラズパイ向けの小さなディスプレイは5500円前後で購入できる(但し画面が小さい)
さらにタッチパネルなので入力デバイスとしても使えるということでコレは買うしか無いと考えた。
Amazon検索でならぶ商品の殆どが大元が同じメーカーのOEMだと思われる。
それゆえ製品の「型番」のようなものが無い。
というわけで、だいたい7インチのタッチパネルディスプレイを変えば皆同じ基盤になると仮定して記事を進める。
一応IPS液晶だそう。
この商品はディスプレイ基盤むき出しのものだからこそ安くなっている。
各販売者はこれにオリジナルのケースを付けて販売しているようである。
というわけでケースは選んだ商品ページによって変わってくる。
送料・税込み¥6,099
フレームに欠陥があったのでフレームなしのもの(¥5,500ほど)のほうが良いかも(後述)
まず、箱
シンプル。
これが全て。
Micro-HDMIを普通のHDMIコネクタに変換する部品がついているのはありがたい。
こちらがアクリルの簡易ケース。
機械でアクリルを切り抜いた物がそのまま入っているので保護シールがはられたまま。
剥がして組み立てようとしたところ...
あら、やだ。初めから割れていた。
保護シートを剥がす前からこの上部にシワがよっていたので「あれ?」と思ったが剥がして案の定の割れ。
フレーム代は+600円ぐらいなのでそれ相応だろうか。
いつもなら返品リクエストをするのだが、これも一つのBLOGネタということで接着を試みる。
私の経験では樹脂系は細かく分けると色んな種類が有るためそれにあわせて接着剤を選ばないと正しくくっつかない。
保護シートに「アクリル」と書いてあるので間違いなくアクリルなのだが、アクリルはアクリル専用の接着剤で付けないと簡単に剥がれる可能性が高い。
しかし!アクリル用の接着剤は値段が高く人体に害もある。
さらに、長期使用しないとビンから揮発して空っぽになるという極めてピーキーな代物。
できれば買いたくない。
塩ビパイプ用の接着剤が手元にあるので思い切ってこれでテストする。
くっつかなかったらまあいいか的なノリでいく。
左下が割れている箇所。
ハタガネ+クランプでがっちり。
2,3時間乾燥させた。
あら?意外にもくっついている。
ただ、めちゃくちゃ汚くなってしまった。
アクリル用接着剤ではないので強度が弱い可能性は否定できないがそのまま使う。
まずは一番長いネジにスペーサーを入れる。スペーサーの穴が大きくてがばがばであるが...
下側のフレームにわずかに切り込みがはいっており、これが左側になるように組み立てないとあとで正しくディスプレイが設置できない模様。
ディスプレイを裏返しに乗せる。
この後写真を忘れたのだが、この上に小さなスペーサーを乗せて
背面パネルを被せる。
これをナットでとめるだけ。
※アクリルは割れやすいので強く締めるとすぐ割れると思われるので注意。
一応スタンドが付属している。
これはナットをハメる溝がほってあるのでここに入れて
よこからネジを締めるだけ。
五月人形の刀を飾る台のようだ。
単純に手前と奥で立てたときに角度が変わる台。つまり角度は2段階。
スタンドに立てた状態。
※映り込みがあるので紙でガードしたところ、逆に紙が写り込んで見にくくなった。
ラズパイに接続した例。
映像を映すだけならHDMIを差し込むだけでOK。
電源はラズパイのUSBから取れる。
写真に撮っていないが、画面上部に小さな押しボタンがありディスプレイをオンオフできる。これが地味に助かる。
Windowsの場合はUSBを接続すれば自動でドライバが入るらしい(未検証)
ラズパイの場合は説明書に従ってドライバをインストールしないとタッチパネルが使えない。
しかし私のラズパイの場合、記載されたインストール方法に従った所OSが起動しなくなった。
OSのバージョンなどとの相性がありそう。バックアップをとってから行うようにしたい。
私はタッチパネル機能は不要なのでインストールするのは断念した。
仕様には1024x600の解像度とあるが1920x1080で動作した。
これは嬉しい誤算。
また、HDMI信号が切れると電源も自動でオフになる模様。
USB電源もラズパイではなく別のUSBからの給電でOK。
ディスプレイとしての最低限の機能はカバーしているので助かった。
小さく小回りがきいて値段も安いので買って損はない一品だ。
ラズパイだけでなくサーバー用途のPCなんかに使うのもアリ。
フレームを自作するのも一興かもしれない。