2020-12-07

初めてTuneCore Japanに楽曲を投稿するときに知っておきたいこと

投稿する前に一度読んでおくと良いことをまとめた。

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知っておきたいこと

私が初めてTuneCoreを使うに当たり「先に知っておくべきだった」ことを纏めた。

これを読んでおかないと必ずどこかで戸惑うはずだ。

登録手順などはWEBに従っていけば簡単にできるので書いていない。

ジャケ写は3000x3000ピクセル

まず登録にジャケット画像が必要で意外にここでコケる。

なぜならジャケット画像はとりあえず正方形ならOKではなくTuneCoreのアップロードには3000x3000ピクセルのjpgかpngでアップすることという絶対条件がある。

だとするとはじめからその解像度で使うサイトがあるということだろう。

引き伸ばしている人が多そうだがそんな画像を出すのはとてももったいない。

私は3DCGのソフトウェアで画像を生成したので元ファイルが3000x3000で元ファイルをエクスポートした。

楽曲のビット数とサンプリング周波数

こちらについてはハイレゾと呼べるwavを用意すべきだが、音質に関してはこちら側で好きなものを出せそう。

個人的には24bitの48kHzで良いと考えている。

32bitは作曲用。内部でMIXのパラだしやマスターへWAVで移動するときにだけ使うのでリリースは24bitでOK。

48kHzはCDより高音質だが人間の可聴域を遥かに超えているので不要という人もいるかも知れないがハイエンドな音楽機材や映像関係のファイルなど48kであることが多いのでここに対応する。

それ以上はオーバーすぎる上にそもそもその周波数で作曲中リアルタイムレンダリングできるのだろうか?

今回は制作が44.1kだったのでそのままを採用。

楽曲の価格設定

販売価格は自由に設定できる。

mp3版とWAV版で価格を分ける。

mp3版は153円、204円、255円の3択から選ぶ。

WAV版は500円まで自由に設定(最低が200円だった記憶)

いくらで売る?

価格については安くすれば売れるというものでもないし、安くしすぎる弊害もある。

mp3に関しては「自分がいくらなら買う?」を大事に150円に設定。

後述するコンテンツ収益化サービスに登録した後にプロモートする場合はYoutubeでも聞ける。

だとすると価格を見たときに心理的に買いやすい値段でなければ逃げられる。

200円と150円の百の位の差は心理的に壁があるはず。

150円一択(私個人の意見)

ハイレゾに関しては間違いなくmp3より高くないとおかしい。

これもいくらなら買う?理論だが加えて個人的に好きな作曲家が250円で出していたので250円に設定。

マスタリングやミキシング、ボーカルなどのレコーディング周りでかなりの費用がかかっている作品なら500円も全然ありだろう。

この問題は議論になりそうだがあまり語られていない。

セリフが入っていたらボーカル曲で申請

声ネタが入っている場合それが**「音程になっていない」「声が部分的(歌と言えないぐらい短い)」**としてもボーカルとして判定されるようだ。

インストゥルメンタルかどうかを入力するチェックボックスがあり、ボーカル曲として強制的に修正を要求される。

「いやこれはボーカルとは言えない!」などという主張は不可能。我々に選択肢はない。

ただ、本当に「いぇい!」とか「はい!」みたいな単発サンプリングもボーカルに判定されるかどうかは不明。

再審に費用はかからないので、微妙なラインの曲はとりあえず一度申請して打診する感じになりそうだ。

YouTube コンテンツ収益化サービス

『YouTube コンテンツ収益化サービス』とは? – TuneCore Japan ヘルプセンター

この先の音楽のプロモーションは自分自身に余程の知名度がない限り他者にお願いするという手法が強い。

一般の動画であればYoutubeのアルゴリズムが他者のおすすめに載せてくれるのでサムネと内容次第で伸びるパターンがある。

が、残念ながら音楽はサムネから内容が判断できないので、おすすめに乗ったところで全くクリックされないのだと思われる。

というわけでプロモーターにお願いするという手法が上がってきた。

このとき無償で楽曲を提供する代わりに広告収益を得る方法がコレ。

要するに自分のチャンネル以外で楽曲が使用されたとき、その広告収益が楽曲制作者に還元されるという仕組み。

ただ、こちらに登録すると逆にプロモーターへの負担となる(プロモーター側の旨味が薄れる)ため嫌がられる可能性も高い。

このあたりは私も色々試行錯誤の段階なので後々記事にしていきたい。

どうやって登録する?

どうやら初リリースの場合は一度リリース審査に通った後に更に「YouTube コンテンツ収益化サービス」へ応募する必要がありそうだ。

ダッシュボードトップページに分かりやすい位置にある。

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もしくはダッシュボードのマイリリースから各リリース情報へ飛んだ先。

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注意点は実際にストアに並んで初めて登録できるので

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審査が通ると「配信手続き中」になるのだが、この期間はまだ登録できない

ストアに並ぶまで待つ必要がある。

初回登録で1410円必要

勘違いしがちなので書いておく。

最初のシングルの登録で1410円が必要となるが加えてYoutubeのコンテンツ収益化サービス登録料にも別途1410円かかる。

したがってTuneCore初回登録からコンテンツ収益化サービスまででトータル2820円(税抜)のコストがかかると言って良い。

初回だけなので2曲目からは必要ない模様。

審査がやたら早い?

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「収益化審査中」から「収益化中」へステータスが変化するまで5分ぐらいだった。

2日かかるとかいてあるが恐らくこれで登録できている。

何故早かったのかは不明。

このあたりは他のステータスがあるかもしれないので要検証。

Facebook Music プロダクト

世界中の Facebook / Instagramユーザーは、あなたの音楽を使用できるようになり、またシェアできるようになります。

公式による解説より引用:TuneCore Japan

あまり詳しく解説しているサイトがなく不思議に思ったのだがどうやら今年に発表されたばかりの機能らしい。次は参考サイト。

FacebookとInstagramにミュージックスタンプが登場 [Alexandros]、三代目 J SOUL BROTHERS、Official髭男dismの 国内トップアーティスト3組もローンチ動画に出演 - Facebookについて

不特定多数に自分の楽曲を利用してもらうことで収益をもらうサービスのようだ。

使用料から手数料20%が引かれるため登録料は0円。とりあえずやっておいて損はない。

マイリリースでシングル各ページに飛んだところ

YouTubeコンテンツ収益化サービスの下にある「Facebook Musicプロダクト」

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あとは画面に従って登録するだけ。

どこから収益が上がっているのかは不明。



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謎の技術研究部 (謎技研)