Anki
とはAnkiはパソコンやスマホで動くアプリである。
どんなアプリか。
まず、コレを知らない人はいないと思う。
単語カード
や暗記カード
と呼ばれるものだ。
表に英単語を書いて裏に意味を書く。
1枚づつめくって覚えるシンプルな物。誰でも知っている。
本当にシンプル。
なんとコレをアプリにしただけである。
え?そんだけ?と思うかもしれないが、それだけである。
例えばこんなかんじ(GIF)
動作例
それだけ。
と思っただろう?
プログラムなんだから自動で選択肢を生成したり、正解不正解を楽しくするゲームがついていたり・・・。
そんなものはない。
自分でカードをみて、わかったらわかった、わからなかったらもう一度の紙でやるのと同じだ。
Anki
を使う理由!ここからが本題。
たとえ話をしよう。
紙の単語カードでをやっていると仮定する。
例えば単語カードの9割はもうとっくに覚えたつまらない単語が書いてある。
でも1割ぐらいは覚えていないor忘れかけの単語**なので単語カードを開く価値はあるのでコレで勉強を始める。
さて、この単語カードを見るのに1時間かかった。
また明日この単語帳で復習する。
明日また1時間かかる。そしてまた明日1時間。
無駄だと思わないか?
たった1割の単語のために9割の無駄な復習もやっている。
この超絶つまらない勉強法。1秒でも短縮できないだろうか。
そこで、あなたの進捗を管理してくれている先生がいるとする。
この先生はあなたが「知らないor最近忘れてた単語だけ」を毎日出題してくれる。
どうだろうか?
めっちゃ効率的じゃないだろうか。
もしそうだったら時間効率やばくない?
9割は知ってる単語。でも残りの1割。まだ覚えてないor忘れかけてる単語だけ出してくれる。
ということは1時間の勉強時間は削減されて・・・
これはすごい。
こんなことがあったら奇跡である。
無理だと思うだろう?
そりゃぁそうだよねぇ。
でもね。
Anki
はいきたー。
もうわかったかな?
つまりAnki
というのは
するという究極のアルゴリズムを搭載しているのだ。
「忘却曲線」(Wikipedia)
なんとWikipedia
にもある記憶のに関するデータに則っている。
何やら難しいが、要するに
というデータなのだ。
これは単純に絶対値ではなく「1回おぼえたカード」「2回おぼえたカード」「覚えたけど昨日忘れていたカード」・・・
というように、何回も復習している単語ほどこの日数は遠くなるため全て自分で管理しようとすると非常に複雑になってしまう。
Anki
先生が復習のスケジューリングをしてくれているこれがAnki
の最大の特徴なのだ。
ということは
「とある単語がそろそろ忘れそうになっている時期」
になると自動的にAnki
の画面に出てくる。
更に、それに混ぜて僅かな「新しい単語」も出てくるので
忘れそうなものは思い出し、まだ知らないものを叩き込む
つまり、Anki
を毎日やる限り一度つっこんだ単語は
のである。
これがすごい。
私はこれを3年以上毎日続けている。
カードの総数は25478枚!
Anki
のアルゴリズムで**「そろそろ忘れそうな単語だけ」**やって正解率が85~90%なので
おおよそで見積もっても2万は頭の中に入っていると考えている。
ちなみにTOEICはおおよそ1万語(4000語あれば95%カバー)英検1級で1万5千語だそうだ。
ただ、私の場合は英語メインだがそれ以外も結構あるので(統計学や日本語)厳密にこのレベルまで行った!とは言い難い。
※Weblio
の語彙力テスト(英検1級)やってみた。25問中22問正解。1問は知ってて間違え、2問はほんとに知らない語だった。
これだけあっても1日の勉強時間は1時間半~2時間である。通勤に1時間かかる電車であれば往復の通勤時間だけで終わる。
残念ながら資格などは興味ないのでTOEICなどは受けていなくて申し訳ないが、ぜひとも皆にもやってほしい。
ちなみに、休日に纏めて勉強する人がいるがAnki
は休日も1時間半~2時間である。それ以上はやらなくて良い。たっぷり休みを使える。
とりあえず本日はAnki
の紹介記事だった。
使い方に関しては他のサイトでいくらでも出てくると思うので興味があれば参考にしてみてほしい。
また使い方よりも、1日の新規カードを何枚にすべきか、勉強する時間帯は等のTipsも後日紹介できればと思っている。