使用ソフトウェア | バージョン | 備考 |
---|---|---|
Blender | 3.1.2 | かなり古いバージョンでも使えそう |
まず移動を例にとって見る。
まずは複数のオブジェクトを選択して
これをX軸上で後ろに5m
下げたい。
正確に5m
なので、トランスフォームに数値を入れる。
さて、この結果は...
画像矢印の一つしか後ろにさがっていない。
なぜだ!
実は複数選択してトランスフォームに数値を入力する場合、1個しか適用されない。
これはだめだ。
確かにG
を押してからX
キーでX軸に固定して後ろに下げれば目的は達成できそうだ。
しかしこの方法では数値入力ができない。
...ということはない。
実はこのケースなら移動後に左下に出てくるボックスに値を入力しなおせば正確に移動できる。
G
キーで移動した直後ここの値に直接入力してやれば全部が数値で移動する。
今回のメインではないが一応これもTipsとして覚えておくと良い。
上の例ならこの記事で紹介するTipsを使うまでもないが、一筋縄ではいかない事がある。
次のように並べたキューブを
全部Z軸で45
度回転して次のようにしたい。
しかし、これもR > Z
キーでやってしまうと
全体が一つのまとまりとして45度回転してしまうので想定外な結果だ。
前置きが長くなってしまったが、やり方があるので紹介する。
トランスフォームさせたいオブジェクトを全部選択して
トランスフォームの数値にキーボードで数値を入力して
複数選択してALTキーを押しながらEnterキーで確定。
大事なことだから見出しにして強調した。ALTキーを押しながら確定。
すると次のように全部のオブジェクトに同時+個別にトランスフォームが適用される。
回転以外にもスケールでも不本意な形状になることがある。そんなときも今回のTips。
このままS > Y
キーで0.3
に縮小すると
全体が潰れてしまう。
そうではなく、個別に潰したい場合は本日のTips。スケールのY
に0.3
を入れてALT
を押しながらEnter
2022/06/07追記
実はピボットポイントを変更するという方法でも各オブジェクトの原点ごとに回転/拡縮できる。
画面上部中央に次のアイコンがあるので
それぞれの原点を選択する。
あとはこの状態で拡大や回転を行うと上記の例と同じように各オブジェクトの原点で作用する。
なんだかまとまりがない記事になってしまったが...
右側のトランスフォームウィンドウにてキーボードで入力した値を複数のオブジェクトに同時に適用できるよ
ということを理解してもらえたらと思う。