使用ソフトウェア | バージョン | 備考 |
---|---|---|
Blender | 3.3.1 |
日本語:スプラインパラメーター
旧バージョンではCurve Parameter
だったノードがこちらに名称が変更になっている。
本記事ではカーブの「コントロールポイント」のことをわかりやすく頂点と記す。
カーブについて次のような情報を取得するノード
Factor
(係数)Length
Index
この記事ではそれぞれの項目を解説する。
Curve
=> Spline Parameter
日本語:係数
カーブの始点を0%、終点を100%としたときに、各頂点が全体の何%の位置にあるのかを取得する。
カーブはくねくねと曲がっているが、これを一つの直線に引っ張ったと考えてみる。
そこで各頂点に対してカーブのスタート0%、ゴール100%としてそのポイントは何%の位置にあるか?
というのが係数である。
こんな感じのイメージ
実際の数値は0 ~ 1
で出てくる。
最もよくある例がカーブの始点から終点にかけて太さを変える例。
このカーブにSpline Parameter
のFactor
を使って
各頂点の半径をFactor
(係数)を使って計算することにより先細り表現ができる。
おそらく最もよく使う例。
Factor
が0~1
の割合で出ていたのに対し、こちらは曲線の長さそのもの(絶対値)が出力される。
確認したところBlender内のメートル単位で出ていた(例えば3mなら3が出力)
実はこのLength
はどういうケースで有用なのかよくわからない。
カーブの長さを使った数学的な作例に使えるかもしれないので参考までに。
よく似た赤ノードにSpline Length
というのがあり、こちらもLength
という出力ソケットを持っているが、出力結果が違うので注意だ。
Spline Parameter
のLength
は各頂点に対して別々の値(始点からの距離)が入るが、Spline Length
はすべての頂点に同じ値(カーブ全体の長さ)が入る模様。
ノードの色がちがうのでこちらは混同しにくいとは思うが、念のため掲載。
Curve Length
が出力しているLength
も単一の値でカーブ全体の長さになる。
こちらはわかりやすくインデックス番号そのものが出力される。
スプレッドシートに付与されているIndexと同じものが出力される。
このノード(特にFactor
)はよく使うノードだ。
カーブを扱う場合はこのノードが役に立つので覚えておきたい。
また、Length
の有用な使用例がないか今後探っていきたい。