2023-12-26

【ComfyUI基礎シリーズ#4】ComfyUI Managerの詳しい使い方

ComfyUIのに後から追加できる(別の作者が作った)ノードをカスタムノードと言う。これらのインストールを簡単にするツールがComfyUI Manager。

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ComfyUI Managerとは

この先、様々な作者がの独自のノードを追加して使っていくことになる。

ただ、これらはディレクトリに直接gitコマンドでインストールする必要があり面倒。

ComfyUIの画面上からインストール可能にしてくれるのがComfy UI Manager。

更に追加の機能も重要!

意外に知られてないがComfyUI Managerには便利な機能がいくつかあり、これらがあまり紹介されていないのでこの記事ではそこまで解説する。

特に使わなそうな機能があれば読み飛ばししてOK

ComfyUI Managerのインストール

ここは色々なサイトが解説しているので最小限に留める。

ディレクトリ/ComfyUI_windows_portable/ComfyUI/custom_nodes/に次のgitを次のコマンドでクローンしてインストール

git clone https://github.com/ltdrdata/ComfyUI-Manager.git

ComfyUIを再起動すると右下のパネルにManagerが追加されているのでこちらをクリック

ComfyUI Managerを起動スルボタン

基本の使い方

新しいカスタムノードを入れるときは次のボタン ※まだこのシリーズでは紹介していないが

Install Custom Nodesボタン

  1. 追加したいカスタムノードのパッケージ名を入力して検索
  2. Installボタンをおしてインストール
  3. ComfyUIの再起動

インストール手順

同様の手順でアンインストール可能。とても簡単。

インストールされていないカスタムノードを自動で検出する機能

色々なユーザーが公開しているワークフローのjsonファイルを読み込むとき、そこに含まれているが自分のローカル環境にはインストールされていないカスタムノードに出会うことはよくある。

ComfyUI Managerを入れているとこれを半自動でインストールできる。

インストールされていないノードがあった場合

ワークフローのjsonをComfyUIの画面に放り込んで読み込んだ時、次のような画面が表示される時がある。

読み込みエラー

When loading the graph, the following node types were not found:

これが読み込み時にインストールされていないカスタムノードがあった場合の表示だ。

この場合は一度その画面を閉じたらComfyUI Managerの画面に行きInstall Missing Custom Nodesをクリックする

Install Missing Custom Nodesのボタン

するとインストールされていないノードだけピンポイントで表示されるので必要に応じてインストールすれば良い。

自動でノードを絞り込み

チェックポイントもUI上からDL可能

Install ModelsボタンでモデルをUI上からインストールできる。

install models

これはメインのチェックポイントだけではなくControlNetやAnimateDiffのようなモデルも含まれるので便利かもしれない。

ただしCivitaiのような特殊なサイトからのモデルには対応していないと思われるので注意

ComfyUIやカスタムノードをアップデートする

アップデートに関して3種類のボタンがある。

Update系

Update All

インストールされているカスタムノードで古くなった物を一括でアプデートする。

一つ一つ確認する手間は省けるが、アップデートしなくないものもアップデートされてしまうかもしれないので注意。

アップデート後はComfyUIをリスタートすること。ダイアログにリスタートボタンが出る。

Update ComfyUI

シンプルにComfyUI本体をアップデートするボタン。

Fetch Update

このボタンを押してダイアログを確認したあとにInstall Custom NodesボタンのUIへ行くとアップデートが必要なものだけがリストアップされている。

選択してアップデートしたい場合はこのボタン。

アップデート後はComfyUIをリスタートすること。ダイアログにリスタートボタンが出る。

GitのURLからインストールする

Install via Git URl

Install via Git URlボタンでGitのURLを指定してインストールできる。

私は経験したことがないが、リストに無いものをインストールするときに便利そう。

これどのカスタムノードだっけ!?

ワークフローをDLしたときに「あれ、このノードはどのカスタムノードに含まれているノードなんだ?」ということがよくある。

そんなときにとても便利な機能。

Badge設定

Badgeの設定をNicknameにしておく

まだこの一連の記事ではカスタムノードをインストールしていないが、今後よく使うのでぜひ覚えておきたい機能。

名前が表示される

犬のマークはおそらくComfyUI本家にデフォルトで入っているもの

犬のマーク

Nodes Info

Nodes Info

このボタンをクリックするとComfyUIのカスタムノード一覧と、それに属するノード名が記載されたWEBサイトに飛べる。

こちらからブラウザのページ内検索で目的のノードがどこに含まれているのかを確認するのも良い。

このページからはGitHubのページにも飛べるので便利

せっかく組んだノードが消えた!オートセーブしてほしい

スナップショットマネージャー

Snapshot Managerボタンを押すとオートセーブ一覧が現れる。

もし作業中のデータが無くなってしまった場合は試してみると良いかも知れない。

ちょっとした不具合情報などのニュースを確認できる

ニュース

カスタムノードの不具合情報やアップデート情報など、右下のウィンドウに表示されている模様。

どういう仕組で更新しているかよくわからないが、なんだか珍しいタイプの機能なので紹介。

その他

その他ワークフローをシェアするウェブサイトに誘導するボタンがいくつかあるが解説が必要なさそうなので省略する。

Preview methodDB関連については調べても詳しい解説がされてないためこちらも省略する。

DBはノード一覧が保存されている場所関係か?



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謎の技術研究部 (謎技研)